先日書道家さんと掛軸制作の打合せをしました。
和生堂は家系図巻物や修復専門の工房と思われがちですが、
新規での裏打ちから 掛軸・屏風・巻子本・衝立・和綴じ本
和額なども承っております。
しかし、和紙・糊など こだわった材料 を使い制作したいと言う
私のスタイルもご理解いただき一緒に作り上げたいと思ってます。
書道家さんにも墨汁ではなく硯で摩った墨での作品と限らせて頂
き 作品を100年後でも輝き続けられる様ご説明してます。
また、表具は
真:裱褙表具(真ノ真、真ノ行、真ノ草)、
行:幢褙表具(行ノ真、行ノ行、行ノ草)、
草:輪褙表具(草ノ行、草ノ草)
また、袋表具・明朝表具・見切表具・台表具など様々な用途に合
わせた 伝統的なスタイルが有ります。
また、裂地の柄も上記様式に合わせ 仏表具に合った柄。
部位に合った柄、上げればきりなく有りますが、
伝統的様相は専門家である表具師が知識として持ち用途に合わせ
ご提案しております。
話を戻しますが今回のような現代書作品は 自由な発想と伝統的
要素を少し加える事で掛けて眺めた時に違和感無くバランスの
良い一幅の掛物となります。
2012年10月4日|カテゴリー:表装
今年の3月20日から東京博物館を皮切に「ボストン美術館 日本美術の至宝」が
開催中です。
現在は名古屋ボストン美術館で12月9日まで行われております。
その後、九州国立博物館2013年1月1日〜3月17日まで
大阪市立美術館2013年4月2日〜6月16日まで
詳しくはhttp://www.boston-nippon.jp/
世界初デジタル最新技術で原寸大に再現
至宝 「日本の絵巻物」完全復刻シリーズ「平治物語繪 三条殿夜討巻 」の
本金箔(純金)を用い砂子引き装飾を施して 巻子本制作を致しております。
九州国立博物館では、和生堂の制作しました下記の巻物がご覧頂ける予定です。
2012年9月18日|カテゴリー:日々のこと
先日、放送いたしましたフジテレビ「ほこ×たて」ご覧頂き
ありがとうございました。
ご相談を頂いてから の経緯とお引き受けした理由についてお話を
させて頂きます。
1月に「ほこ×たて」の制作スタッフの方が掛軸をお持ちになり
番組内容 、主旨、今回扱う掛軸、また和生堂以外の表具師さんに
ご相談した事などを伺いました。
番組内でもご説明されていましたが大変思入れが有り大切なお品
とのこと、今まで飾る事が出来ずに悩んでいると伺いました。
今回のようなシミまた、折れ等々の案件は国内外お困りの方が沢山
います。
本来は飾って楽しむ為の掛軸であり、長い年月保存・保管できる
ように先人の知恵と技術で作られ受継げるよう仕立てられております。
100年周期で修復をして、また長い間楽しめるようにする事が
表具師の役割と思い喜んでお引き受けした次第です。
もうひとつの大きな理由は、日本人ならではの手仕事、美意識や技術が
衰退し伝統を継承出来ず技術が無くなるという危機感を感じておりました
ので少しでも沢山の方に見て頂きたいという思いもありました。
ご覧頂いた皆様に和生堂の思いが届きましたら幸いです。
最後になりましたが
細かな気遣いや表具の世界を勉強して頂き、何度もお越し頂いた
ディレクターさんに 感謝を致します。
ありがとうございました。
2012年8月21日|カテゴリー:日々のこと
今日は家内とクリスティーズ・ジャパンさんへ納品に行って参りました。
その後、根津 美術館で「応挙の藤花図と近世の屏風」を鑑賞。
円山応挙の「藤花図屏風」は白に青や紫の顔料を重ね合わせ、
複雑な色合いやボリューム を表現する花房は圧巻でした。


久しぶりに訪れた 根津美術館は2009年10月にリニューアルされていて、
ギャラリー内も外観も最高!
写真は外構です全て素敵でした。
2012年8月16日|カテゴリー:表装
前回ご紹介した屏風修復の続きです。
屏風に貼込まれている作品の周りに貼られている
緞子を大縁と言います。
大縁の修復をご紹介いたします。

外した大縁は長年開閉を繰り返すことで経年劣化します。
生地表面がすれ絹糸も痛んでいます。


布海苔を塗り1週間ほど乾燥して旧裏打ち紙の除去
を行います。


除去後、切れて離れていました箇所を隙間が出ない様
繋いで下画像のようにカスガイを打ちます。
その後、薄美濃紙で肌裏打ちを行います。


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自然素材と伝統技法で、長期保存可能な家系図作成をしています。お気軽にお問い合わせください。
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