2012年8月16日|カテゴリー:表装
前回ご紹介した屏風修復の続きです。
屏風に貼込まれている作品の周りに貼られている
緞子を大縁と言います。
大縁の修復をご紹介いたします。
外した大縁は長年開閉を繰り返すことで経年劣化します。
生地表面がすれ絹糸も痛んでいます。
布海苔を塗り1週間ほど乾燥して旧裏打ち紙の除去
を行います。
除去後、切れて離れていました箇所を隙間が出ない様
繋いで下画像のようにカスガイを打ちます。
その後、薄美濃紙で肌裏打ちを行います。
自然素材と伝統技法で、長期保存可能な家系図作成をしています。お気軽にお問い合わせください。