2013年10月19日|カテゴリー:表装
家系図本体も肌裏・増裏・総裏と三層裏打ちを施し表紙部分も三層裏打ちを行い
最後に結合させ定規で押さえ乾燥させます。
表紙に用いています裂地は和生堂オリジナルで巻物用として柄の向きを変え
京都で織って頂いた品です。
2013年9月18日|カテゴリー:日々のこと
日毎に秋めいて湿度も50%位になり過し易くなってきました。
私は今の季節が一年等して一番すきです。
皆様は如何がお過ごしですか。
2013年9月16日|カテゴリー:日々のこと
7月26日に移転して早いもので、もう9月の半ば
引越したらいち早くギャラリーの壁をと 意気込んでおりましたが
仕事に追われようやく本日無事壁紙が貼れました。
実は来週大切なお客様がお越しになるので頑張りました。
普段の仕事では壁貼りは全くやりません。
20年位前、父親の工房に所属しているとき大切なお客様(お寺さん)
から壁貼りのご依頼があり断れず施工した以来の壁貼りでした。
材料や施工方法はこだわりましたのでご紹介させて下さい。
1、和紙は土佐和紙になります。
2、糊は自社製、正麩糊 です化学薬品は一切入っていないのでとても
安全安心な素材です。
3、柿渋に含まれている『柿タンニン」は防水・防腐・防虫 効果があり、
塗布することでその効果が発揮されます。
4、浮け張りこの技法は、屏風製作などに使われる方法で効果は乾いた後に
柿渋壁紙をシワ無く張れます。
5、金銀砂子は金箔は純金箔を用い、銀箔は純金箔を使い切り石や粒子の
異なる砂子引きで装飾致しました。
今後は紫外線が当たる事で柿渋の色味が濃く変化して行くのがまた楽しみです。
2013年9月14日|カテゴリー:表装
家族の大切な記録「家系図という家宝」を残したいと
ご依頼を頂いております。
和生堂は構成・筆耕・和紙・水・糊・伝統的スタイル にこだわります。
親から子、孫へと受継ぐために全ての材料を吟味して
保存理論(酸化速度の遅い・100年後に修復が可能な糊を使うなど)
に適う物を使用しております。
2013年9月10日|カテゴリー:修復
美術館で良く見かけてガッカリするのが
作品と表具裂地があまりにも時代誤差があり
違和感を感じた事はありませんか?
作品も裂地も経年劣化することで何とも言えない風合いや
唯一無二の存在となります。
手間を掛け 修復し再利用をと考えます。
2013年9月6日|カテゴリー:表装
筆耕後、墨の膠が乾燥して安定するまで
2週間程 風通しの良い場所で 陰干しします。
この後、様々な工程を経て巻物にお仕立て致します。
お時間は掛かりますが一つ一つの作業を丁寧に行う事で
数百年と代々お持ち頂けますのでご依頼頂いております
お客様もう少しお待ち下さい。
自然素材と伝統技法で、長期保存可能な家系図作成をしています。お気軽にお問い合わせください。