2012年6月17日|カテゴリー: 家系図巻物について
和生堂の家系図は巻物仕立てになっています。
伝統技法と自然素材で丁寧に時間をかけて作っています。
昔の表具師さんは、全て手作業で、自然素材を用いて巻物を仕立てていました。自然素材そのものの性質を最大限活かすため、試行錯誤を繰り返してきました。
自然素材の生麩糊と和紙、墨を用いた巻物は、一年かけて乾かすこともあったようです。
和紙は湿度の高いときは水分を吸収、湿度の低いときは水分を放出するということを自然に行います。
さらに、墨は和紙によく浸透し繊維に絡みついて、長い年月に耐えるようになります。
四季の移り変わりのなか、昔の表具師はさまざまな経験を経て、素材の性質を見つけてきました。
日本の風土にあった強い巻物が出来るようになったのも、昔の表具師さんの知恵や経験によるものです。
そんな職人の知恵を受け継ぎ、和生堂の表具師も昔ながらの技法にこだわり、さらにオリジナルを加え丁寧に作っています。
家系図巻物と一緒に四季を感じながら、ご先祖さまとの思い出に
浸ってみるのはいかがでしょう・・・。
みなさまの家系図作成のお手伝いをしています。お気軽にお問い合わせください。