家系図 巻物作成の和生堂。表具師の仕事や日常について書いてます。
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2012年7月4日|カテゴリー:表装
補修作業の「補絹」(ほけん)をご紹介します。作品は江戸後期に 描かれた作品です。海外に流出しておりましたが今年、 日本に里帰りした作品です。欠損した部分を絹糸の太さや織の 間隔など似ている絵絹を用い欠損部分より、1mm程度大きく 隙間が出無いようメスを用い切り 、新しく絵絹を埋めて補彩で 色合わせします。
写真の中央に埋め終わりました絵絹(周りの絵絹より白く見える箇所) がございます。
補絹作業
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家系図本体も肌裏・増裏・総裏と三層裏打ちを施し表紙部分も三層
北尾政演(山東京伝1761〜1816年) 描画材の保護作業
前回ご紹介した屏風修復の続きです。 屏風に貼込まれている作品
肌裏の作業をご紹介します。 肌裏(はだうら) は作品(絹本・
巻子本「かんすぼん」と読みますが「けんすぼん」とも言います。
先日、材料の在庫確認したところ巻子本(巻物)の表紙部に使う「
紙蝶番で製作しました屏風の開閉をご紹介致します。
自然素材と伝統技法で、長期保存可能な家系図作成をしています。お気軽にお問い合わせください。
家系図制作をご家族などみなさんでご検討いただけるよう、カタログをご用意しております。お気軽にご請求ください。