表具師・小渕博由の家系図ブログ

裏彩色

2012年7月8日|カテゴリー:表装

作画方法「裏彩色」を紹介します。
絵絹の裏側に彩色をして表の彩色の深みを出します。
また、輪郭を強調させたり表の絵具を固定する効果もあります。
12世紀前後の仏画には良く使われている技法です。
最近では伊藤若冲(1716〜1800年江戸時代中期)作
「動植綵絵」に裏彩色の技法を使い描かれています。

画像は蹄斎北馬(1770〜1844年 江戸後期 浮世絵師 葛飾北斎の門人)

裏彩色

裏彩色

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