表具師・小渕博由の家系図ブログ

今日は仕事で有楽町へ

2012年7月3日|カテゴリー:日々のこと

今日はお取り引き頂いてる画商さんのところへ出かけて参りました。
現在、製作中の掛軸の写真撮影や寸法の打合せをしてきました。

扱われている美術品は超一流品
今までの知識と経験値を合わせ仕事をさせていただきますが大きな壁に遮られるような思いになります。
しかし、毎回そちらのギャラリーで働かれている方に沢山のお話をしていただき奮い立つ想いで帰ってきます。

今日は、社長の『好み』について、お持ちの掛軸を見せていただき寸法・バランスなどの話をしていただき
頭に叩き込み帰ってきました。
若い頃は掛軸・屏風・巻子など表具全般の形が作れる事だけで満足していた頃もありました。
思い返すとかなり恥ずかしく思います。

一幅の掛軸を仕立てるには、材料へのこだわり・研ぎすまされた感覚・技術そして
お客様の「好み」だということを改めて感じました。
私は今年45歳になります表具の勉強を始めたのが8歳です。
まだまだ自分に足りないところがありますが何時しか必ず、お客様も自分自身も満足出来る一幅を仕立てられるよう 日々精進するのみです。

 

今日は仕事で有楽町へ

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