昨年の夏に、古い家系図の複製依頼のご相談を頂きました。
お客様のご要望は「解読」 「数百年保つ家系図の作成」という事でした。
4ヶ月掛かり家系図レイアウトが仕上がり筆耕作業1ヶ月程で上がって
巻物製作に昨日入りました。
和生堂が長年研究して導き出した答えは「自然素材」科学薬品に頼らず制作を
するという事でした。
この事は和生堂の理念でも有ります。
家系図本紙には日本の楮で漉かれた画仙紙を使用しており、肌裏紙には原料が
那須楮で漉かれた美濃和紙を使用しています。
こちらの美濃和紙は重要無形文化財に指定されており
約2尺×3尺の大きさで1枚700円程します。
(その他に増裏紙には本美栖和紙、総裏紙には雁皮紙を使用しております。)
和紙の他にも保存年数が大きく影響する 使用材は水です。和生堂は2種類の水を使用しております。
仕上がった姿形からは見えない使用材について ご紹介をして行こうと思います。
自然素材と伝統技法で、長期保存可能な家系図作成をしています。お気軽にお問い合わせください。