表具師・小渕博由の家系図ブログ

書道家さんと・・・

2012年10月11日|カテゴリー:日々のこと , 表装

先日書道家さんと掛軸制作の打合せをしました。
和生堂は家系図巻物や修復専門の工房と思われがちですが、
新規での裏打ちから 掛軸・屏風・巻子本・衝立・和綴じ本
和額なども承っております。
しかし、和紙・糊など こだわった材料 を使い制作したいと言う
私のスタイルもご理解いただき一緒に作り上げたいと思ってます。
書道家さんにも墨汁ではなく硯で摩った墨での作品と限らせて頂
き 作品を100年後でも輝き続けられる様ご説明してます。

また、表具は
真:裱褙表具(真ノ真、真ノ行、真ノ草)、
行:幢褙表具(行ノ真、行ノ行、行ノ草)、
草:輪褙表具(草ノ行、草ノ草)
また、袋表具・明朝表具・見切表具・台表具など様々な用途に合
わせた 伝統的なスタイルが有ります。
また、裂地の柄も上記様式に合わせ 仏表具に合った柄。
部位に合った柄、上げればきりなく有りますが、

伝統的様相は専門家である表具師が知識として持ち用途に合わせ
ご提案しております。

話を戻しますが今回のような現代書作品は 自由な発想と伝統的
要素を少し加える事で掛けて眺めた時に違和感無くバランスの
良い一幅の掛物となります。

掛軸制作

書道家さんと・・・

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